平成29年度(2017年度)のセンター試験は1月14日、15日だそうですね。本番まで一か月を切っているので、受験生は不安でいっぱいのことと思います。この直前期に伸びる教科と言ったら何ですかね。やっぱり王道は暗記系の社会科科目ですが、漢文も意外とコストパフォーマンスが高いと思います。
何度か紹介している『漢文早覚え速答法』の「はじめに」では
「基本句形とよばれるパターン化された表現10と漢文特有の漢字92」に慣れるだけで、漢文の問題でカンタンに点を取ることができると豪語していますが、まさしくそうだなあと思います。なんとなく敬遠しがちな漢文ですが、ちょっとした知識とコツを掴めばセンター試験漢文は簡単に点が取れます。昨年度(2016年度)のセンター試験漢文の問題解説を通してそれを体験してみましょう。
平成28年度(2016年度)センター試験漢文
※ 問題と解答はコチラからダウンロードできます問2
重要表現「すなはチ」の鑑別問題ですね。「即」「則」「便」「乃」など「すなはチ」と読む漢字は多いですが、使われる漢字によって大体意味が決まっていますよ。- 「即」
- 読み「すなはチ」
- 意味「すぐに」
- 「乃」
- 読み「すなはチ」
- 意味「そこで」
問4
白文に返り点を打つ問題ですね。この類の問題は傍線部外にヒントがあるんですよね。はい、傍線部Bは次の文と構造が一緒ですね。「亦=also」もヒントになっています。- 哀 其身 不能...事乎母
- 哀... 亦 未能 識
次に「不能」に注目。「~できない」という不可能=cannotを意味する重要表現です。
- 「不能+(動詞)」
- 読み「(動詞)あたハず」
- 意味「できない」
- 「事+(人)」
- 読み「つかフ」
- 意味「(人に)仕える」
問5
解釈問題ですね。この傍線部Cの中では何といっても「使」の使役表現ですね。- 「使A+(動詞)」
- 読み「Aヲシテ(動詞)セしム」
- 意味「Aに(動詞)させる」
- A=我
- (動詞)=得見
- 私に母を見ることを可能にさせた
- =母が私に会ってくれた
・・・こんな感じです。どうでしょう、「即」「不能」などの重要表現と「使」などの基本句形を覚えるだけでセンター試験漢文も簡単に解けることが分かったと思います。
そしてその重要表現や基本句形が『漢文早覚え速答法』という薄い本1冊でマスターできちゃうんだからお手軽ですね。
センターまではまだまだ時間はあります。漢文に限らず目標点に到達するために、今何ができるか、どんな勉強が効果的かを考えて、残りの時間を過ごしてほしいと思います。
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