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ゲームは現実から目を逸らすためでも、身を守るためでもある |
しろくま:
学校に行かないでパソコンやゲームばかりしている子供に対して怠けていると思ってしまうことは、親御さんがお子さんを想うが故の自然な反応です。どうか、ご自身を責めないでください。しかし、ここで思いを巡らせていただきたいのは、なぜ、お子さんがゲームに没頭するかです。不登校の子供にゲームをする理由を尋ねてみると、「何も考えなくで済むから」という答えが返ってきます。ゲームに没頭している間はその世界に入り込めるので、現実を考えなくて済むのです。つまり、学校に行かないダメな自分と向き合わなくて済むのです。
親A:
では、現実逃避をしているだけではないですか?しろくま:
確かに、現実から目を逸らす逃避行動の側面もあるでしょう。しかし、現実から身を守る対処行動の側面もあると考えます。学校に行かない自分と向き合うには気力が要るものです。しかし、子供は学校に行かなくなるまでにヘトヘトに疲れています。そのような気力の無い状態で現実と向き合っても、自分を否定するような考えが浮かびやすく、余計苦しくなるだけなのです。その苦しみから身を守るためにゲームに没頭するのです。
親A:
かといって、ずっとゲームをされても心配です。しろくま:
心配されるのは、もっともの事と思います。お子さんもゲームの現実逃避的側面に気がつきながらも没頭しているのです。「俺、このままではマズイな」と冷や汗をかいています。ゲームは疲れた心身が癒えるまでの逃避行動であり、対処行動です。ですから、心身が癒えてくると自然とゲームに向かう時間が減り、立ち直りを模索する言動が見られてきます。親御さんには、その言動をすかさず捉え、お子さんの立ち直りを援助して頂きたいです。
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