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会社に行く家族と学校に行かない自分を比べ、自分を責める |
しろくま:
昼夜逆転を心配されているのですね。しかし、安心してください。学校に行かなくなる前は朝に起きれていたように、立ち直りに向けて動き出したら、自然と一日のリズムが整うようになります。今は朝起きる理由がないというより、起きたくない理由があるので、昼夜逆転になっているのです。朝は親や兄弟が忙しそうに準備をし、学校や仕事場に出掛けていきます。その時間に起きていれば、嫌でもその姿が目につきます。するとその子は、「みんなは出かけていくのに、自分は今日も学校に行かない。自分は何をしているのだろう。」と否定的な考えが浮かび、自分を責めて苦しくなってしまうのです。
その苦しみを回避するには、寝ていることが一番です。寝ている間は学校に行っていない現実と向き合わなくて済むからです。
親A:
現実から逃げているなら、無理矢理にでも起こしたほうがいいのでしょうか?しろくま:
確かに、朝に寝て過ごすことは現実から逃げる回避行動の側面もあると考えます。しかし、不登校の子がゲームやパソコンばかりをして時間を潰す(参照:Q3 怠けてると思うのは いけないこと?)ことと同じように、寝て過ごすことは、否定的な考えから身を守る対処行動の側面もあると考えます。最初にお話ししたように、立ち直りに向けて動き出したら、一日のリズムは自然と整うようになります。その点は心に留めて、お子さんを温かく見守り続けて頂きたいです。
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