2016/03/15

ざっくり不登校脱出計画

不登校・ひきこもりからの大学受験法の準備期partでは勉強へのやる気について考えました。

大学受験法の準備期Part 2 は「計画はざっくり」です。

ここでは準備期part2として勉強計画の立て方を考えましょう。勉強を始める前にある程度の道筋を立てておくと、あとはその計画をこなすだけなので勉強が捗ります。

1本のレール上を走る電車の運転のほうが、無数に交錯する道路上を走る自動車の運転より簡単に思えるのと同じことです。

計画はざっくりと

しかし、計画はあくまでざっくりと立てることがポイントです。不登校・ひきこもりの子は、失敗したくないと完璧を求めるあまり、実際に行動する前から細かな計画を立てる傾向があります。確かに計画を綿密に立てることは悪いことではありません。

例えば、「朝は7時に起きて9時から勉強しよう。18時まで勉強すると9時間あるな。食事をしてから寝るまで3時間ある。すると1日12時間勉強できるぞ。まずは9時から数学をやって、10時から…」

しかし、それが現実を離れた机上の空論では、意味がないばかりか、立ち直りの邪魔をしてしまいます。

例えば、「朝7時に起きるはずだったのに、もう10時じゃん。9時から数学の予定なのに。あーもーやっぱダメだ。ゲームしよ。」

計画は遂行できないとやる気を失うのでざっくりと計画しましょう

理想的ですが無謀な計画を立ててしまうと、当然の事ながら計画を遂行できないので、勝手に自信をなくして、ひきこもり生活に逆戻りしてしまいます。細かな計画は失敗した時にやる気を削ぎやすいのです。

まして、何にも縛られない生活を送るひきこもりの子がいきなり細かいスケジュールで動くことは困難です。

動いてみて初めて自分がどこまで出来るかがわかります。細かな計画は実際に行動してから立てたほうが現実的です。

受験は基礎期と応用期に二分


大学受験は基礎期と応用期に2分しましょう

では大学受験におけるざっくりとした大枠とは何でしょうか。受験勉強は知識を暗記する基礎力養成期と過去問を演習する応用力養成期の2つに分けて考えると取り組みやすいです。

RPGでもまずは武器を調達してから戦いに出ますよね。このRPGの武器に相当するのが暗記した基礎知識です。基礎知識がしっかりしていれば、過去問題と十分戦うことができます。

ということで、基礎力養成期はとても大切です。みっちり時間をかけて、受験する年の8月終わりまでに完成できるように計画を立てましょう。

先の事は考えず8月までに基礎力を鍛える事に集中しましょう

因みに、9月以降の応用力養成期についての計画は、9月になった時にまた考えればいいです。先の事を考えすぎてしまうと、その道のりの途方もなさに嫌気が差して、最初の一歩が踏み出しにくくなるからです。

じゃあ、基礎力って何?

ここまで考えてくると、8月の終わりまでに基礎力を磨き上げればよいことがわかりました。それでは基礎力とは何なのでしょうか。基礎力を鍛えるために必要な教材は何なのでしょうか。それは次回以降、科目ごとに考えていきましょう。

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