2016/03/21

【参考書紹介】不登校・ひきこもりからの大学受験の基礎~国語~

不登校・ひきこもりからでも受かる大学受験の基礎力シリーズ、前々回は英語前回は数学を考えました。

今回は国語の基礎力について一緒に考えていきましょう。

国語は現代文、古文、漢文の3科目に分かれますね。

現代文は後回し

まず現代文ですが、基礎力を養成する段階では特に勉強する必要はないです。

センター試験の1か月前くらいから過去問演習を開始すれば良いと思います。

漢字を全然覚えていない人は、何でも良いので大学入試用の漢字練習帳を仕上げてください。

国語は古文と漢文

では、大学受験における国語の基礎力とは何なのでしょう。それは、古文における文法・単語と、漢文における句形です。

古文や漢文は現代文では使われなくなった用法が多いので、それは頑張って覚える必要があります。
安心してください、古文も漢文も英語より覚える量が少ないです。
しかし、安心して下さい。古文の文法は英語の文法を勉強するより全然難しくありませんし、単語も300個くらい覚えれば十分です。

また、漢文の句形も10パターンくらい覚えればセンター試験には対応できます。

古文オススメ参考書

ここで、8月の終わりまでに仕上げてもらいたいオススメ文法参考書を紹介します。

漆原慎太郎先生の「センター試験国語『古文』の点数が面白いほどとれる本」です。

前半部分では、古典文法の肝となる、助動詞と敬語表現がとても分り易く解説されています。本文をしっかり読んで、ばっちり暗記してくださいね。

また、後半ではセンター試験の設問パターン別の解き方が載っており、それは9月以降の応用期に取り組めばとても役立ちます。

1日1単元ずつ取り組んでいけば2週間あれば仕上げられるでしょう。

単語帳は何でも良いです。ゴロゴでもマドンナでも、漆原先生のコブタンでもお好きな本をボロボロになるまで暗記してください。

漢文オススメ参考書

漢文でオススメの参考書は「漢文早覚え速答法」です。この本に書かれている10パターンの句形を覚えるだけで、センター試験がスラスラ読めるようになります。

「自分の受験時代にこの本に出会っていたら」と思う一冊です。

9月以降は過去問演習

古文の文法と漢文の句形を8月までに終わらせることが出来れば、9月以降は過去問に余裕を持って取り組むことができるでしょう。

大学受験の過去問の題材は面白いものが多く、解いていて感動することがあります。

特にセンター試験の国語の問題は読み物としても楽しめます。是非、親御さんもいかがでしょうか。

例えば、平成13年度国語Ⅰ「デューク(江國香織)」は、犬好きなあなたに絶対オススメです。古すぎて掲載している過去問が手に入らないかもしれませんが。

(とりあえず『デューク』が収録されている文庫本を下に載せておきます)



以上、今回、前回、前々回と3回に渡って、大学受験の英数国の基礎力について一緒に考えてきました。

これから取り組むべき勉強の道筋が少しは見えてきたでしょうか。ひとつひとつ出来る事から始めてみましょう。

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