2016/03/18

【参考書紹介】不登校・ひきこもりからの大学受験の基礎~数学~

ひきこもりからでも受かる大学受験の基礎力シリーズ、前回は英語を考えました。

今回は数学の基礎力について一緒に考えていきましょう。

数学はセンス?

数学と聞くと、センスやひらめきが必要と言う人もいますが、大学受験レベルではそれらは不要だと考えます。

二次試験のような応用問題も細分化してみると基礎的問題のパターンの組み合わせに過ぎないからです。

「数学が苦手」と訴える子は、基礎的問題のパターンを修得しないうちに応用問題を解いてしまって、その結果「数学ができない」と勘違いしているケースが少なくありません。

それはとても勿体ない事です。応用問題が解けないのは、ただ単に基礎的問題のパターンを覚えていないだけですので。

考えるな、覚えろ

数学の勉強はまず基本問題を暗記するところから始めましょう
という訳で、数学が解けるようになるために基礎的問題のパターンをとことん暗記しましょう。

白チャートのような基礎的レベルの問題集で構わないので載っている問題パターンは8月の終わりまでに全て暗記してしまいましょう。

数学も英単語のように暗記すればいいと思うと気持ちがラクになりませんか(かつて数学が苦手だった僕も救われました)。

わかる≠とける

但し、ひとつ注意点があります。「この問題は暗記できた」という基準は「最後まで何も見ないで解答できたかどうか」に設定するという点です。

数学が苦手な子は解説を理解しただけで解けるようになったと満足してしまいがちです。

しかし、その後に類似問題に遭遇しても解けないことが多いのです。
解説を読んでわかっただけでは、解けるとは限りません
つまり、「わかる」と「とける」は違うということです。解説を読めば「わかる」ことはできますが、「とける」ようになるには実際に自分の手を動かして完答する訓練が必要です。

最後まで解ききる訓練

この訓練はとても根気のいる作業です。僕も東大を受けた時は苦労しました。しかし、その効果は絶大で、最終的には二次試験で数学が得点源にまでなるくらいでした。

また、この完答する訓練は計算力の向上にも適しています。数学が苦手な子は分数の計算や文字の計算でのケアレスミスも目立ちます。

問題を最初から最後まで解ききる練習は計算の正確性を向上させることができると考えます。

8月まで暗記、完答訓練

以上のように、大学受験の数学の基礎力を鍛えるには白チャートレベルの基本例題を暗記して完答する訓練が必要です。

白チャートの基本例題はⅠA、ⅡB合わせて500題くらいですので、一日6問ずつ進めれば3か月で仕上げることができます。

ひとりで進めることが難しければ家庭教師に質問するのも手だと思います。

数学は修行

数学は忍耐力を身につける修行
苦手な子にとって数学の勉強はとても忍耐のいる作業になることでしょう。受験時代の僕も数学が苦手でした。

しかし、数学も辛抱強くなるための修行だと思って頑張ったように記憶しています。今ではいい思い出です。

次のステップに進む

関連ページ

ブログランキング参加中です

少しでも多くの方に読んでいただけたら幸いです。
↓↓クリックのご協力よろしくお願いします。

にほんブログ村